ブリグジットの交渉期限が10月末に控える中、ポンドの下落が止まりません。
新首相であるポリスジョンソンは10月末までにEUとの合意がなくても離脱するとしており、マーケットは戦々恐々とした状況です。
今日のテーマは学生時代に150万円を1,500万円にした事もある、スイーツトレーダーさんに解説してもらいます。
sweetstraderです! 取引所のディーラーですが、個人的にもFXトレードの経験があるので解説したいと思います。
イギリスが合意なき離脱を選択した場合、GDP2%以上低下するとされており、イギリス最大の景気後退に陥ることとなるでしょう。
しかしポンドは中長期的に買っていっていい通貨と考えていいと思います。
ではどのようなポイントがあるか整理したいと思います。

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もくじでカンタンに確認
ポンドの上昇余地はいかに??
機関投資家と個人投資家の方向性が同じ場合は危険な合図
個人投資家と機関投資家の動きというのは反対サイドになることが多いと言われています。
これは個人投資家は逆張りを好む傾向があり、機関投資家は順張りで投資するからです。
外国為替の世界でレポートで出ているのは個人投資家と機関投資家のセンチメントをデータにしたものが出ていましたが、同じ方向性を示している時ほど、後々大きく逆に行くことが多いためとても有用な参考指標として利用されていました。
ブリグジットについても同様のことが言えるでしょう。この背景として同じ方向性を示している時はかなりのポジションがその方向性で備えられており、より一層トレンドが出るパワーが残っていないことが背景としてあります。
先物ポジションがショートに傾き過ぎている
次にCMEが公表しているポンド円とCMEのポンド先物ポジションをご覧ください。
特にチェックされているのはnon-comercialと言われる短期筋(ヘッジファンド等売り買いのスパンが短い人たち)のポジションが注目されています。
上記のポジションも短期筋のポジションを表しており、かなりの大口のショートが積み上げられているのが確認できます。
大体80,000枚以上積み上がった後ショートカバーが入る局面でポンド円で10円程度の上昇が期待できることが過去の動きから推測できます。
現在は約78,000枚のショートポジションが積み上がってきており、ショートは注意が必要です。
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オシレーターでのダイバージェンスが発生
次にチャートから反転の兆しがあることをお伝えしたいと思います。
下記のチャートをご覧ください。
こちらはポンド円の日足チャートになります。
まずチャート上では下落トレンドが継続している一方で、オシレーターは下値切り上げパターンを示しています。
この組み合わせは個人で利用しているものですが3つとも共通した時の勝率が高いため、そろそろ反転してもチャート的にはおかしくないと考え始めました。
しかしパワーバランスが大きく傾いているという事実があるため、リスクリワードとしては上方向に行きやすいことをチャートも示しているということは言えるでしょう。
ポンドが長期の下落から上昇に転じた場合は、長く値幅も大きいトレンドになる可能性が高いです。
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イギリスの世論調査の結果を無視することはできない
イギリスも民主主義の国家です。国民の声というのはとても大事にされるものです。毎週ブリグジットに関して世論調査が行われていますが結果はなんと下記のようになっています。
この質問は
「イギリスがEU離脱を決定したことは正しかったか、間違っていると思うか?」という質問です。
wrong(間違っている):47%
とEU離脱したことを国民が後悔しているという結果が現れています。
またこれは5月あたりから逆転してきているのも上記からわかります。
次に下記は現在の期限である10月31日までにEUからイギリスは離脱すべきかを問う世論調査の結果です。

5割以上の人が、「ややすべきではない(Not very likely)」、「すべきではない(Not at all likely)」という回答になっていることがグラフから把握できます。
このように国民はEU離脱の国民投票の結果を後悔しており、EU離脱をするとしても合意なく離脱することは避けたいと考えていることが調査から理解できます。
合意がなくとも10月に離脱する姿勢であるポリスジョンソンですが、変化している民意を無視したまま独裁的に突き進む事は避けると見られます。
ここに来て合意期限の延期話も出てきていますので、時が迫るにつれて姿勢は軟化していくものと思われます。
EUが10月31日以降の延長提案を予定
次期首相候補のポリスジョンソンが就任した場合に強硬離脱を行うとEUとしても大きなダメージを被ることから、EU側も期限の延長提案を行う準備をしている様子です。
ここで大事なのは「期限の延長」ではなく「期限を再度延長することで合意なき離脱にはならないという確度が上昇する」ということです。
これが現在強硬離脱を織り込んだ動きとなっていますが、実際にここから予想以上に悪化する内容が出てくる可能性というのは徐々になくなってきていると予想できます。
そのためここにポンドの反発余地が生まれているということです。
このように複数の要因がしっかり重なるタイミングはあまりありません。
そのためポンド円はロングポジションで保有することがベターと考えており、対円で取引することでスワップポイントもマイナスではないためゆっくり気長に保有できるためそろそろ仕込んでいくことがベターでしょう。

ポンドの下落は 底が見えない状況ですが、総合的に考えて年初来安値のポンド円130円は、意識して買いに回ってもいい状況だと思います。
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